ごきげんな日々とそうでもない日々。

4つの難病を抱えながら生きるヒトのなんでもないようでどうでもある日常。

大切な友人へ、ありがとう



つい先日祖母が亡くなってばかりだというのに、また訃報が。
友人が火災でなくなったという知らせでした。


彼と出会ったのはまだ20代だったころ。
昭和時代の骨董業を営む彼と昭和レトロ好きの私。
ネットオークションで彼の出品物を落札したのが始まりでした。
近所だったこともあって落札日その日にお店にお邪魔。
私の姿を見て「昭和な居酒屋かカフェでも開業するのですか?」と一言。
私くらいの年齢の方は大抵そういう関係でお店に来られるそうで
琺瑯看板やポスターが良くも悪くも都合のいいように使われているのが
とても悲しかったそうです。




「いいえ。私、こういう昭和レトロなものが大好きなんです」
「今回いただくものも私のコレクションのひとつです」と申し上げると
非常に驚かれ、そして非常に喜んでくださいました。
初対面だというのに、各自のコレクションや思い出、情報について語り合い
さらにはお店にある自慢の品々についてお話をたくさんしてくださり
気づけば5時間経過(笑)。お外は真っ暗。2人して驚愕(笑)。
誕生日が近かったので、落札品の他にプレゼントまでくださったのです。




そうして町でお祭りがあると呼んでくださったり、
遊びに行くと喜んで迎えてくれてお話をたくさんしてくださったり
私が参加しているmixiコミュのイベントの参加ご依頼にも快く応じてくださり
あのときは何週間も前から「どうしようか、何をしようか」と
真剣に考え抜いて…後日「皆さん喜んでくれた?」と気遣ってくれました。
私の日記にも何度か楽しいコメントを寄せてくださいました。




私が病気をしてからはなかなかお邪魔することが出来ず、
もうすぐ開かれる秋のお祭りには絶対に行こう!と思っていた矢先の出来事。
しかも訃報をしったのは今朝の朝刊でした…。
新聞で彼の名前を見たとき「嘘でしょ?!」と気が動転。
いてもたってもいられず、彼のお店兼自宅へ。
彼ご自慢の家(家そのものが骨董でした)は見るも無惨な全焼。
あの輝いていた骨董品が炭やガラクタ状態となって散乱しておりました…。


警察でもご遺族様でもご近所さんでもどなたでもいいから会えないかなと
思ったのですが、残念ながらどなたにも会えず。
せめてと思い、花をたむけてまいりました。




あの家の惨状を見ても彼が亡くなったなんて信じられないくらいです。
今、私の家には彼から譲り受けた骨董品がいくつかあります。
思いたくないですが、これらを形見として今まで以上に大事にしたいと思います。


こんな私をあたたかく迎えて、
色々と教えてくれた師匠のような兄のような同士のような友人へ。
ありがとう。ご冥福をお祈り申し上げます。
本当にありがとう。