ごきげんな日々とそうでもない日々。

4つの難病を抱えながら生きるヒトのなんでもないようでどうでもある日常。

離婚しました


事前にお話をした方も数人いらっしゃいますが
ここであらためてご報告をさせて下さい。


タイトルにありますように…私、本日離婚いたしました。
まさに「寝耳に水」状態で何事?!と思われた方もいるかと思いますが
私ども夫婦が話しあって決めた結果でございます。
どうかご心配なさらず、落ち着いて読んでくださると嬉しいです。




結論から先に申し上げます。離婚の理由といたしましては
夫は仕事の忙しさに加えて、私の闘病生活への不満や未来への不安、
そしてなにより精神的苦労や負担に耐え切れなかった。

私は夫の苦労や負担を解消したり支えたりすることが出来ず、
また不安や負担から来る、夫からの罵詈雑言や酷い態度に耐え切れなかった。

お互いのために、これからのお互いの人生を少しでも楽しく過ごすために
離婚することにいたしました。




私は一切後悔しておりません。
夫は…わざわざ聞いていないので分かりませんが、
顔色もよくスッキリしていそうな顔をしていたので
これで良かったんだと私は勝手に思っています。






まずは1/16に書いた日記(こちら)の続きからお話ししたいと思います。
この日記は内容のとおり『私の決意表明』でございました。




この約束が出るまで、実は精神的フォローも、肉体的フォローもほぼ皆無でした。
その私にとっては「金銭的フォロー」の約束は大げさでも何でもなく希望の光でした。
ですが、1/16の晩(約束した翌日です)。
夫から「やはり約束出来ない」と言われました。
理由は「どれだけ金をせびられるかが分からないから不安」とのこと。
でも約束する時に私はきちんと言いました。
「一般常識の範囲内でお願いする。ダメだったらダメって言ってくれればいい」と。




彼の不安を払拭した上で約束をしたはずなのに「約束できない」って何?
昨日の今日で希望の光が消えてしまった。
ちゃんと不安を払拭したはずなのにその理由に怒りを感じ、
自分が信用されていないことに大きなショックを受けました。
その怒りとショックを伝えたところ「やっぱり約束する」と言ってくれましたが
現在の政治のように日々ブレまくる夫の態度がもう信用出来ませんでした。
もうこれ以上壊されて傷つきたくありませんでした。




そして今までの肉体的フォロー、そして精神的フォローが皆無だったことまで
私の心の中で蒸し返してしまい…怒りや悲しみ・不信へと拍車をかけました。
「旦那さんだってそれなりにフォローしてたでしょ?」とおっしゃるかもしれません。
夫としては精一杯やっていたのかもしれません。
確かにゼロではありません。ですが限りなく皆無に近かったのです。




まず肉体的フォロー。
自由に動かせるのが右腕だけとなってしまってから
どう考えても物理的に出来ないこと(食器を運ぶ&お風呂掃除)だけ
頼みに頼み込んでやってもらっていました。




でもそれまでは全ての家事を私がやっていましたし
協力を頼み込んで…彼から承諾を得るまではそれは大変でしたし
(ワゴンを買って身体で押して食器を運べばいいだろ!と散々渋られました)
右腕だけになってもそれ以外の家事は全て私がやっていました。
お医者様や各種法的機関に相談した時、驚かれたくらいです。




病気後すぐに皆様から「夫にやってもらえ」とアドバイスをいただきました。
でも、全身に走る激痛に鞭打ってでも自分がやって、夫に頼まなかったのは
頼み込むのがあまりにも大変だったことに加えて…なにより
「先が見えない難病なので精神的負担は取り除いてあげられない。
だからせめて肉体的負担は最小限にして、負担をかけないようにしたい」

その心からくるものでした。
気持ちは「私の病状悪化<夫の負担軽減」だったのです。
でもそれはやはり私の身体への負担となり、そして病状悪化につながり
夫を苦しめる結果でしかなかった。自分が馬鹿すぎました。




だからといって皆様のアドバイスをきちんと受け入れて
家事分担して肉体的フォローをもらっていたら
こうはならなかったかというと…それは違うでしょう。
絶対今より最悪な状態で離婚になっていたと思います。




結婚してすぐ精神病にかかり、5年の闘病生活がありました。
治ったと思ったら何度も流産。最終的には子が産めない身体となりました。
そして今、3つの難病をかかえて半寝たきりの生活。





夫の精神的負担は相当なものだったと思います。
これらに関してはどうしようもないこととは言え、本当に申し訳なく思っています。
土下座してでも謝りたい気分ですし、実際に謝りました。






ですが。
精神病の時もそうでしたが…医者や世間が言う「家族がするべき対応」を全て無視し
個人的日記とはいえ、ネットという公の場ではとても書けない罵詈雑言を投げつけられ、
そして流産したことも責められ、今の病気についても責められ。




そうでもしないと夫も精神的にやってられなかったのでしょうが、
先の見えない難病と肉体的に闘う・1日の9割をひとりで過ごす孤独、
ひとりがゆえに痛かろうが熱が出ようが何でも自分でやらなければならない。
そんなところへ持ってきて夫からの罵詈雑言。
私には負担を通り越して苦痛でしかありませんでした。






そんなわけで精神的フォローどころか、夫から追い詰められるばかりでした。
とても彼の負担を受け入れることはとても出来ませんでした。




主治医や看護師さん、友人、そして相談所からさえも
「それでは悪化するに決まってる。早く逃げて」と言われましたが
「頑張ろう、大丈夫。頑張れる」と居座り続けたのがこの結果です。
夫もきっと頑張ってくれた。私もそれなりにやった。
でも夫が「病人の私がいること自体が負担だ、苦痛だ、辛いんだ」というのなら…
私はもう身をひくべきだ、と決心致しました。
私ももう自分自身を開放してあげたいと決心致しました。





なので「離婚して欲しい」と先に言ったのは私です。




夫は以前から何度も言っていました。
「俺から離婚するというと慰謝料も払わないといけないし、
難病の妻を捨てた男として社会的立場もなくなる」
と。




なので私から言いました。慰謝料もいらない、財産分与もいらない。
家具も家電も全部いらない。服や本など、私個人のものだけ頂戴。
夫は「妻から勝手に出ていった」と言えばいいんです。
そうすれば社会的立場も消えることはないでしょう。
どこの誰かも知らぬ、夫の会社の皆様にどう思われようと私は構いません。





どっちが悪かったとかそういう思いは私にはありません。
夫も私も正しかったし、夫も私も悪かった。
当然夫を恨んだりもしていませんし、嫌悪もしていません。
だって自分も悪かったのですから。
なので結婚したことも後悔していません。




「サゲマン・厄を持ち込む女(※夫がよく私に投げつけた暴言のひとつです)」
がいなくなったことで夫もスッキリしてもらい、
10年以上の結婚生活を取り返す勢いで
色々なかたちで幸せになってもらえたらと思います。




もちろん私も残りの人生…何年あるか分かりませんし
まさに文字通り無一文の人生再スタートなので不安はいっぱいです。
これから想像を絶する苦労とストレスが待っていることでしょう。
でも、自分が決めたことです。その人生を選んだのは自分です。
そんな人生の中でも、めいっぱい楽しむ生活を送りたいと思っています。




夫は…とりあえず家もありますし、職もある。
一人分とはいえ家事という仕事が増えましたが、
ひとり暮らし経験も長いのでそんなに問題はないでしょう。
夫もこれからの人生を楽しくおくってくれたら嬉しいです。






これを読んでくれた皆様、ありがとうございました。
色々ご意見はあるかと思いますが…私共が決めたことです。
どうかご理解くださいませ。
そしてもしよろしければ、これからも私と仲良くお付き合い願えたら嬉しいです。
私の新しい希望の光となります。
無理強いは出来ませんが、出来ましたらどうぞよろしくお願い申し上げます。






そして夫へ。約10年間ありがとう。そしてごめんなさい。
どうかこれからの人生は幸せに。心からそう願っています。