ごきげんな日々とそうでもない日々。

4つの難病を抱えながら生きるヒトのなんでもないようでどうでもある日常。

介護保険の壁~電動車椅子を買うまで~



先日、良いご縁とともに電動車椅子を購入できた私ですが
実は買うまでには色々なところに電話や問い合わせをしておりました。


普段、使用している車椅子は補助で買って頂いたものです。
当然、買って頂くためには診断書などの書類と
必要かどうか判断するための診察があります。
ここではどんな車椅子が必要なのか、話す機会もあります。
私は「背もたれが長くてリクライニング可能」「電動」を希望しましたが
「電動」については我が家周辺の交通量が多いこと(実際多いです)
あとは症状を鑑みた結果、不採用となりました。


でも…それでも。電動車椅子が欲しい。
確かに家族がいれば連れて行ってもらうことも可能です。
ですが、パートも含めてしょっちゅう出かける我が家では難しい。
そのため、引きこもりのような日々を毎日おくる。
仕方がないとは分かっていても、外の空気を吸いたいと思うのです。
ですが、私がどこか出かけるためには「人」が必要です。
私ひとりではすぐそこのコンビニすら行けないのです。




最初は住んでいる町の福祉課に電話をしました。


「外出をサポートしてくれる制度はありませんか?」


答えは「NO」でした。
自宅とデイケアセンターの往復のサポートはありますが
(もちろんデイケアが必要な状態であることが条件)
普通の外出については一切ない。民間かボランティアへ、との答えでした。


次は自分で調べたり、私のblogを見て教えてくださった情報を頼りに
あちこちに電話。お金はかかってもいい。時間と労力をお借りするのだから当然。
ですが…ここにも壁がありました。


それは介護保険
40歳になったら被保険者になるアレです。
(詳しくはこちら→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E4%BF%9D%E9%99%BA
私は現在、35歳。被保険者ではありません。
「介護保険適用者ではないので難しい」と言われたのです。
「介護保険は使わず全額支払いますので、どうか…」とお願いしても


「そうなると不平等が生まれて、行政から指導が入るのですよ…。
申し訳ないのですが、まずは役場に問い合わせて貰えませんか?」



との答えでした。
行政お得意のたらい回しです。


ちなみに電動車椅子レンタルも同様の答えでした。
「こりゃダメだ」と言うことで中古購入に至ったわけです。




法律は法律なので仕方がありません。
無茶を言ってサポート会社さんや団体さんにご迷惑をかけてはいけません。


でも…それでは、私のように要介護認定もない、介護保険も使えない、
だからといって家族のサポートもない人々はどうしているのでしょう?
毎日ひきこもるしかないのでしょうか。
辛かろうとなんだろうと自力で動くしかないのでしょうか。
40歳になるまで待たなくてはいけないのでしょうか?


私はまだ家族がいるだけマシでしょう。(理解云々は抜きにして)
でも…どなたの手も借りられず困っている方、いらっしゃると思うのです。
そういう方はどうしたらいいのでしょう?




障害者支援法が変わった時、「谷間」が問題視されました。
「外出」という小さなことですが、ここにも「谷間」があると思うのです。
色々な症状や病気の方がいらっしゃるので一概にはまとめられませんが
外出できることで元気になれる人もいると思うのです。
需要があると思うのです。そう思うのは私だけかな…。